車好きの方なら、カーラッピングを検討したことのある人も多いのではないでしょうか。
カーラッピングはもちろん業者に依頼することもできますが、DIYですることも可能です。
こだわりが強い人は、自分でやってしまった方がいいかもしれません。
ただし、カーラッピングは対象物が大きいということもあり、綺麗に仕上げるにはコツがいります。
そこでこの記事では、カーラッピングをDIYでしたい人のために、綺麗に仕上げるコツをご紹介します。自力でやってみたいと思っていた方はぜひ参考にしてください。
DIYカーラッピングを綺麗に仕上げるコツ
カーラッピング前に洗車する
汚れや脂がついた上からフィルムを貼ると剥げやすくなってしまうので、 施行前にボディを綺麗にしておきましょう。この作業をするかどうかで持ちがかなり変わってくるので必ず洗車はすること。洗車が難しい場合は、車専用の脱脂スプレーを使って綺麗にしましょう。
切れ味が良いカッターナイフを使う
これは意外と盲点なのですが、切れ味の悪いカッターナイフを使うと切り口がボソボソになってしまうので注意が必要です。いくら綺麗に貼れても切り口が綺麗でないと、格好悪い印象になってしまいます。
場所によっては難しいカットになるので、切れ味の良いナイフの準備は必須です。また、フィルムは粘着質があるので、フッ素加工がされたものを使用すると後々片付けが楽になります。
大きめのラッピングフィルムを準備する
実際に張り付けてみて「あと数cm足りなかった」ということにならないためにも、ラッピングフィルムは余裕がある大きさを準備しましょう。余ってしまった部分は確かにもったいないのですが、フィルムが足りなくて全てを無駄にする方がもっともったいないので、絶対に大丈夫と自信を持って言えるサイズがいいです。
また、フィルムの端は裏側に折り返す形になるのですが、ギリギリにカットしてしまうと後で収縮したときに困ってしまいます。上手に圧着できたという自信があっても、万が一に備えて裏側を1cm程度残してカットした方がいいでしょう。
貼るときはヘラを駆使する
カーラッピング専用のヘラ”スキージー”を使って、フィルムの中に空気が残らないようにゆっくりと貼っていきましょう。スキージーがないと、いくらゆっくり丁寧に貼ったとしても空気が入ってしまうので、絶対に準備するようにしてください。
ヒートガンは振りながら温める
カーラッピングフィルムは熱を加えることで柔らかくなるので、ヒートガンは必須アイテムです。DIYをする人の中にはドライヤーで代用する人もいますが、熱量が足らないことがあるのであまりおすすめはしていません。長く使うことができるので、ここはケチらずにヒートガンを一つ買っておくといいでしょう。
ヒートガンを使うコツとして、一点に熱を当てすぎないこと。非常に柔らかくなって曲面などには貼りやすくなるのですが、冷めた時に元に戻ろうとする力が働いてしまい、粘着力が低下してしまいます。 空気が入らないようについつい引っ張ってしまいがちですが、伸ばしすぎないように注意しましょう。
後熱処理をしっかりとする
先ほど、フィルムには伸びたり縮んだりする性質があることを説明しました。そこで、冷めた時になるべく元に戻らないようにするために、しっかりと後熱処理をする必要があります。その方法はとても簡単で、施行後にヒートガンを使って一定の温度で一定時間温風をかけるだけです。この処理をするだけで、伸びたり縮んだりする性質を強制的に失わせることができます。特に曲面はフィルムが剥がれやすいので、しっかりとこの工程を行いましょう。
小範囲から挑戦する
初めてカーラッピングに挑戦する、という人は、2人がかりでやらなければいけない作業などはやめておきましょう。フロントバンパーなどは慣れていないと空気がはいりやすく、綺麗な仕上がりにするのはとても難易度が高いです。まずは、平べったい小物パーツから始めてみましょう。小範囲で綺麗に貼れなければ、広範囲のカーラッピングはまず無理なので、焦らず少しずつコツを掴んでいきましょう。
まとめ
カーラッピングは一見難しそうですが、コツを掴んで数をこなせば徐々に上手くなります。塗装するよりも気軽にできるので、車の雰囲気をちょっと変えたいと思った時におすすめです。自分で綺麗に仕上げる自信がない人は、もちろん業者に任せるという方法もあります。