突然ですが、カーフィルムという言葉を知っていますか?
簡単に説明すると、外から覗いたときに車内を見えにくくするために窓ガラスに貼る色のついたフィルムのことです。
これはプライバシー保護になるだけでなく、紫外線をカットしたり冷暖房が効きやすくなったりと、機能面でのメリットもたくさんあります。
このように、とても便利なカーフィルムですが、街中に目を向けてみても利用している人はそれほど多くない印象をうけます。そこでこの記事では、カーフィルムを貼るメリットとデメリットについてご紹介します。
カーフィルムの導入を悩んでいた方やカーフィルムをご存知なかった方にとって参考になる記事となっていますので、ぜひお読みください。
カーフィルムのメリット
プライバシーを守れる
カーフィルムの一番のメリットは、何といってもプライバシーの保護ではないでしょうか。選ぶ色によっては車内の様子が外から見えないので安心です。車内で着替えることが多い人や、授乳する人などにとっては嬉しいアイテムと言えます。 雪山や海水浴場の駐車場に行くと、カーフィルムをつけている車をたくさん見かけるのは、このような理由によるものです。
UVカットできる
カーフィルムは貼るだけで、紫外線の99%をカットしてくれます。日焼けを気にしている人は運転中にグローブ等をつけているかと思いますが、カーフィルムを貼ればわざわざそのようなものを身に付ける必要はありません。特に日焼けを気にする女性にとっては嬉しいメリットと言えます。
個性を出せる
窓ガラスに濃いフィルムを貼っているとそれだけでなんだかかっこよく見えませんか?基本的にカーフィルムはオプションになり、最初から貼られた状態では売られていません。いくらメリットがたくさんあると言っても、わざわざお金を出してまで貼る人はそれほど多くないのです。カーフィルムを貼るだけで、他の車とはちょっと違う雰囲気に仕上げることができます。また、フィルムにはたくさんの種類や色があり、自分好みの車にすることができます。駐車場に停めていても自分の車を見つけやすくて便利という一面もあります。
安全性の強化
万が一事故に合ってガラスが割れた際、カーフィルムを貼っているとガラスの飛び散りを最小限に抑えることができます。飛び散ったガラスによる二次災害を防ぐことができるので、安全性が強化されます。
車上荒らしに遭いにくい
「まさか自分が車上荒らしに遭うはずがない」と思っている人も多いかと思いますが、実際に日本各地で車上荒らしの被害はたくさん出ています。犯行は、鍵穴に針状のものをさして開錠するか、思いっきり窓ガラスを割って車内に侵入するかのどちらかとなっています。 たった一枚のフィルムですが、カーフィルムが貼ってある窓は割れやすさが全然違います。 車上荒らしの犯行はスピードが命なので、わざわざ割りにくいと分かっている車を狙う可能性が低いです。カーフィルムを貼るだけで防犯になるので、貼らない手はありません。
冷暖房が効きやすい
フィルムの性質上、熱を通しにくくなるので、冷暖房が効きやすくなります。寒い日でもしばらく暖房をつけていればすぐに車内は温まりますし、暑い日もすぐに冷やすことができます。結果的に燃費もよくなるので、地球にもお財布にも優しいです。
カーフィルムのデメリット
カーフィルムのメリットをたくさんご紹介しましたが、デメリットもあります。
視界が悪くなる
晴れた日の日中の運転では問題ないのですが、濃いフィルムを貼っていると、夜間の走行は非常に見え難いです。その対策として、フロントガラスと運転席、助手席のガラスだけ透過率が高いもの、後部座席のみ濃い色のフィルムを選ぶ人が多いです。運転に自信がない人は、避けておいた方が安心かもしれません。
傷がつきやすい
カーフィルムは樹脂製なので、ガラスに比べて傷がつきやすいです。傷がついてしまうと、その部分の視界が悪くなってしまいます。傷が広範囲にわたる場合、そのまま放置しておくわけにはいかないので、張り替えの必要性が出てきます。「思ったよりも耐久性がなかった」とガッカリしてしまうこともあるかもしれません。
まとめ
カーフィルムには確かにデメリットもあるのですが、それ以上にメリットがたくさんあります。まだ貼っている人はそれほど多くありませんが、一度貼ってみるとその便利さに気付き手放せなくなるでしょう。多少視界が悪くなってしまうのは残念ですが、部分的に透過率が高いものを選ぶなど工夫すれば問題なく走行できます。