カーコーティングの種類とメリット

カーコーティングのメリット

カーコーティングをするメリットは実にたくさんあります。

・塗装を保護する
・ボディの変色を防止する
・見た目につやが出る
・傷や汚れがつきにくい

上記のようなメリットがあるので、車購入時にオプションでつける人も多いです。ただし、永久的なものではないので、定期的なメンテナンスが必要なこと、手間や費用がかかることは理解しておかなければいけません。

カーコーティングの種類と特徴

油脂系コーティング

”ワックス”と言うと馴染みがあるかもしれませんが、昔からある植物性油脂や石油系油脂が主成分のカーコーティングです。手軽にできていいのですが、この油脂系コーティングにはいくつかのデメリットがあります。例えば、一見綺麗になったように見えても車の塗装を傷めていたり、汚れや水垢の原因になっていたり、すぐに落ちてしまったりすることがあります。

油脂系コーティングは一般的に広く普及しているのですが、こういったデメリットが目立つようになり、徐々に下記で紹介するガラス系やポリマー系コーティングに人気が集まり始めました。

一方で、手間と費用を最小限に抑えられるため、自宅で気軽にコーティングをしたい人には向いています。下記で紹介する三種類のコーティングと上手く使い分けられるといいでしょう。

ポリマー系コーティング

ポリマー系コーティングは、フッ素、テフロン、チタンなどが主成分になっています。特徴としては、比較的安いのにも関わらず一度加工したら保護効果が二～三か月と長めで、傷から守ってくれる効果も期待できる点です。多少の雨であれば心配しなくてもいいのですが、洗車をすると簡単に落ちてしまうということは覚えておいてください。

ガラス系コーティング

コーティングにガラスの元素Siが含まれているものを指します。ガラスの元素が含まれているというだけあって、傷がつきにくい、お手入れが簡単といった特徴があります。品質がいいので、加工にお金がかかるのが欠点と言えます。場所にもよりますが一度加工したら、撥水効果は半年～一年持ちます。

ガラスコーティング

ガラス系コーティングとの違いが分かりにくいかもしれませんが、これらは別物です。ガラス系は、ガラス繊維以外の成分が含まれていますが、ガラスコーティングは100%ガラスの保護膜によってボディを保護するのでより強力です。耐久年数が他のコーティングと比べて圧倒的に長くなり人気なので、車の購入時にオプションとしてつける人も多いです。

費用は、八万前後と高いのですが、効果は平均して三年～五年と言われているので、長い目で見たらお得かもしれません。

ちなみに、コーティング剤に油分が含まれていないので、つやを出すことはできません。

カーコーティングで失敗しないためのコツ

自分のカーライフスタイルを考えて種類を決める

油脂系コーティングは雨に弱く、すぐに取れてしまうというデメリットがありますが、普段乗りせず、車庫の中にしまっておくことが多いのであれば、問題ありません。

車の保管場所や、月間の走行距離、使用目的などをふまえた上で、どの種類のコーティングにするか決めるといいでしょう。

洗車は手洗いする

ガソリンスタンドにガソリンを入れに行ったついでに洗車機で洗車する人は多いですが、カーコーティングした車は手洗いが原則です。 なぜなら、基本的にコーティングはどんな種類であっても、洗車によって剥がれてしまったり、効果が半減してしまったりするからです。

また、コーティングされたボディはそもそもしつこい汚れが付きにくいので、水だけで簡単に落ちる場合がほとんどです。

まとめ

カーコーティングと一言で言っても、様々な種類があります。一番大事なのは、性能に惑わされず、それぞれの特徴をしっかりと把握し、自分のカーライフスタイルに合ったものを選ぶことです。どうしても自分で決められない場合は、プロに相談することをおすすめします。

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